ベイビー・ブローカー【映画】
브로커
2022年 韓国
是枝裕和監督
ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン、ペ・ドゥナ、イ・ジュヨン、イム・スンス、パク・ジヨンほか
連日熱戦がつづくFIFAワールドカップ・カタール大会。
太っ腹なことに、ABEMAが全試合無料でライブ配信してくれている。
でも、仕事がちと遅れ気味なので、そんなには観ていない。
これまでに観たのは「イングランド×イラン」「アルゼンチン×サウジアラビア」「モロッコ×クロアチア」「ドイツ×日本」「「ウルグアイ×韓国」「ブラジル×セルビア」……
すみません、結構観ています。
さて、サッカーと言えば表題の映画。

釜山でクリーニング店を営むサンヒョン(ソン・ガンホ)と児童養護施設で働くドンス(カン・ドンウォン)は、ある雨の夜、ソヨン(イ・ジウン)という若い女がドンスが働く施設の“赤ちゃんポスト”に預けていった赤ん坊をこっそり連れかえる。彼らは正規のルートを通さず乳児を里親にあっせんして報酬を受け取るベイビー・ブローカーだ。翌日、思い直したソヨンが病院に子どもを引き取りに行くが……
ギンレイホールの二本立てで、『セイント・フランシス』のあとに観た、是枝裕和監督の最新作。
前作『真実』がいまひとつだったのであまり期待していなかったが、まあまあおもしろかった。
個人的にはカンヌでパルムドールを受賞した『万引き家族』より気に入ったかも。
毎度のことながらソン・ガンホはさすがのひとこと。
本作でもサンヒョンの人となりが、あますところなく伝わってきた。
彼がサンヒョンの”情状酌量の余地”をあれだけナチュラルに醸し出せていなければ、ドラマは成立しなかったはずだ。
サンヒョン、ドンス、ソヨンと赤ちゃん、ドンスを慕ってついてきたサッカー少年ヘジン。
赤の他人の5人は、まるで仲のいい家族のように旅をつづけるが、そんな彼らを、現行犯逮捕を目論む女刑事のふたり組が尾行している。
でも、彼女たちの描き方がなんだかちょっと中途半端。
どういう人たちなのか、さっぱりわからない。
そのせいもあって、ラストで語られた赤ちゃんのその後の話には、思わず首をひねってしまった。
張り込みをしている車内で彼女たちがものを食べるときの音もなんだか不快だったし、いったい何を描きたかったんだろう?
というわけで、これが最後のギンレイ通信

ついに明日、閉館です
2022年 韓国
是枝裕和監督
ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン、ペ・ドゥナ、イ・ジュヨン、イム・スンス、パク・ジヨンほか
連日熱戦がつづくFIFAワールドカップ・カタール大会。
太っ腹なことに、ABEMAが全試合無料でライブ配信してくれている。
でも、仕事がちと遅れ気味なので、そんなには観ていない。
これまでに観たのは「イングランド×イラン」「アルゼンチン×サウジアラビア」「モロッコ×クロアチア」「ドイツ×日本」「「ウルグアイ×韓国」「ブラジル×セルビア」……
すみません、結構観ています。
さて、サッカーと言えば表題の映画。

釜山でクリーニング店を営むサンヒョン(ソン・ガンホ)と児童養護施設で働くドンス(カン・ドンウォン)は、ある雨の夜、ソヨン(イ・ジウン)という若い女がドンスが働く施設の“赤ちゃんポスト”に預けていった赤ん坊をこっそり連れかえる。彼らは正規のルートを通さず乳児を里親にあっせんして報酬を受け取るベイビー・ブローカーだ。翌日、思い直したソヨンが病院に子どもを引き取りに行くが……
ギンレイホールの二本立てで、『セイント・フランシス』のあとに観た、是枝裕和監督の最新作。
前作『真実』がいまひとつだったのであまり期待していなかったが、まあまあおもしろかった。
個人的にはカンヌでパルムドールを受賞した『万引き家族』より気に入ったかも。
毎度のことながらソン・ガンホはさすがのひとこと。
本作でもサンヒョンの人となりが、あますところなく伝わってきた。
彼がサンヒョンの”情状酌量の余地”をあれだけナチュラルに醸し出せていなければ、ドラマは成立しなかったはずだ。
サンヒョン、ドンス、ソヨンと赤ちゃん、ドンスを慕ってついてきたサッカー少年ヘジン。
赤の他人の5人は、まるで仲のいい家族のように旅をつづけるが、そんな彼らを、現行犯逮捕を目論む女刑事のふたり組が尾行している。
でも、彼女たちの描き方がなんだかちょっと中途半端。
どういう人たちなのか、さっぱりわからない。
そのせいもあって、ラストで語られた赤ちゃんのその後の話には、思わず首をひねってしまった。
張り込みをしている車内で彼女たちがものを食べるときの音もなんだか不快だったし、いったい何を描きたかったんだろう?
というわけで、これが最後のギンレイ通信
ついに明日、閉館です
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