秘密の森の、その向こう【映画】

PETITE MAMAN
2021年 フランス
セリーヌ・シアマ監督
ジョセフィーヌ・サンス、ガブリエル・サンス、ニナ・ミュリス、マルゴ・アバスカル、ステファン・ヴァルペンヌほか

このところ毎年出かけている北海道のルスツ・スノーリゾートから、リフト料金値上げの知らせが届いた。
昨シーズン¥6500だった一日券が、今シーズンは¥8800。
値上げは毎年のことだが、一気に35パーセントというのは、いくらなんでも強気がすぎる気がする。

ま、私にはシニア割引という強い味方が――
と思ったら、なんと、その適用年齢が、60歳から65歳に引き上げられているじゃないか!
つまり、弱冠62歳の私の値上げ率は実質60パーセント。

なんだか、二段階で谷底に突き落とされた気分です。

というわけで、谷底から這い上がるべく観にいったのが表題の映画。

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亡くなった祖母の家の近くの森で遊んでいたネリー(ジョセフィーヌ)は、自分とよく似た少女(ガブリエル)に出会う。名前はマリオン――母親と同じ名前だった。やがてマリオンの家に行くと、そこには……

『燃ゆる女の肖像』につづくセリーヌ・シアマ監督作。

ストーリーはいたってシンプル。
森で出会って一緒に遊ぶようになった同い年の女の子が実は自分の母親だった、という話だ。
当然ながら「どうしてそんなことが?」という謎は、謎のままになる。

そのシンプルな物語を輝かせているのは、ネリーとマリオンを演じた一卵性双生児のサンス姉妹。
愛らしさもさることながら、双生児ならではの謎めいた雰囲気にメルヘンが感じられて、なかなかいい。
ふたりでお芝居をするシーンが、秀逸だった。

タイムリープの謎は謎のままでべつに構わないが、それでも、モヤモヤする部分がないわけではない。
たとえば、8歳のマリオンが、すでに大人になっているパパと会うくだり。
あれには、なんとなく、ひっかかるものがあった。

なんとなく、だけどね。

というわけで、今日の写真はルスツのマウント・イゾラ(貫気別山)
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あまりよく撮れていないが、秘密の森のその向こうに、洞爺湖が輝いている。
晴れた日には、噴火湾まで望めるそうです。

この記事へのコメント

UME
2022年10月25日 13:59
シニア割引の件、ショックだよね😫

サイゼリヤのお子様メニューが60オーバーで利用可なのを知り、お得なセットメニューを頼む今日この頃です。65にしないで欲しい!

シニアナナコも気になっています😊

エンジョイ シニア😁
Balkan
2022年10月25日 15:57
UMEさん、こんにちは!
コメントありがとうございます♪

なるほど、そんなシニア割があるんですね。
勉強になります。

なんにしろ、唐突に対象年齢を引き上げるのはナシにしてもらいたいですよね。しかも、同じ加森観光のほかのゲレンデ(テイネやサホロや中山峠)は今シーズンも60歳のまま。「なんでやねん!」とかみつく人が続出しそうです、ルスツのリフト券売り場。

リフト券のシニア割引といえばニセコ。割引率がすばらしい!
思わず「長生きはしてみるものだねえ♪」としみじみしてしまったほでどです。