MEMORIA メモリア【映画】

MEMORIA
2021年 コロンビア/タイ/フランス/ドイツ/メキシコ/カタール
アピチャッポン・ウィーラセタクン監督
ティルダ・スウィントン、エルキン・ディアス、ジャンヌ・バリバール、ファン・パブロ・ウレゴ、ダニエル・ヒメネス・カチョほか

(承前)『アネット』を見てヘトヘトになった私は、映画館の近くのドトールでひとやすみすることにした。

ドトールコーヒーショップ。
昔、会社勤めをしていたころ、よくお昼を食べにいったなあ……
食べるのはほぼいつもミラノサンドA(プロシュートのやつ)。
もちろん、B(シーフードのやつ)も食べたことはある。
でも、「コイツのどこがミラノなんだ?」と首をひねって、すぐにAに戻った。

この日はコーヒーしか飲まなかったが、メニューのミラノサンドABの下に〝牛カルビ〟という見慣れない文字が。

食べもしないで言うのもなんだが、コイツのどこが……

さて、ドトールコーヒー高田馬場店から早稲田松竹に戻って観たのが表題の映画。

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コロンビアのメデジンでランの栽培業を営むジェシカ(スウィントン)は、ある朝、不穏な爆発音で目を覚ます。その後、ジェシカは彼女の頭の中でだけ鳴るその音に悩まされるようになり……

これも138分とかなりの長尺だが、『アネット』とは全く異なる世界観。
こういうとりとめのないストーリーがゆっくり進んでいく作品がダメな人は退屈するのだろうが、私はいつまでも観ていられる感じだった。

意味がわからないこともいろいろあるのだが、それも、なぜかまったく気にならなかった。
というか、謎が謎のまま終わるところに、ある種の快感があったかも。

映像もすてきだったが、それ以上に印象的だったのは音響。
せせらぎや雨の音といった普遍的な音と、ジェシカの頭のなかに鳴り響く爆発音の対比が、ちょっとした緊張感を産んで、いい感じだった。

ちなみに、本作を観たいと思った一番の理由は、ティルダ・スウィントン。
唯一無二のオシャレ感があって、なんだかとてもかっこいい。
ジム・ジャームッシュやウェス・アンダーソンに好まれるのが、わかる気がする。

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督作はこれが初めてだが、思えばジャームッシュやアンダーソンにどこか通じるものがあったかも……
ほかの作品もぜひ観てみなくては。

というわけで、今日の写真はちょっとまえに横浜で食べたプロシュート
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『Le Bar a Vin 52』のハッピーアワーです

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