渇きと偽り【映画】

THE DRY
2020年 オーストラリア
ロバート・コノリー監督
アーロン・バナ、ジュネビーブ・オライリー、キーア・オドネル、ジョン・ポルソン、ジョー・クローチェック、クロード・スコット=ミッチェル、サム・コーレット、ベベ・ベッテンコートほか

昨今の私の数少ない楽しみのひとつといえば、『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』。
友人にお借りしたDVD(全87話)を毎日ちょっとずつ楽しんでいる。

キャッチコピーは「豪華絢爛本格宮廷愛憎劇」。
乾隆帝の後宮を舞台に繰りひろげられる女たちのバトルの話だ。
ジョウ・シュン(周迅)演じる主人公の如懿は、幼馴染である皇帝を愛情深く支える優しい女性。
ウォレス・フォ(霍建華)演じる皇帝もまた如懿を大切に思っているが、それを快く思わないほかの妃たちは、あの手この手で陰謀を企て……

まだ12話なので、周囲の妃の足の引っ張り合いに軽く巻き込まれるくらいですんでいるが……
いや、もう、紫禁城の後宮から目が離せません。

さて、目が離せないといえば、表題のオーストラリア映画。

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旧友ルークの葬儀に参列するため、20年ぶりに帰郷した連邦警察官アーロン・フォーク(バナ)。ルークは妻と子供を殺して自ら命を絶ったというのが地元警察の見立てだった。が、ルークの両親は納得していない。ふたりから再調査を懇願されたアーロンは、やはり不審をいだいている新米警官とともに真相を探りはじめる。そんな彼のまえに、20年まえに自分とルークがかかわったある事件が立ちはだかり……

静かな語り口に緊張感があって、目が離せなくなった。
あとでふりかえると、真相への展開がちょっと強引だし、新旧ふたつの事件のつながりもやや物足りないのだが、それを補ってあまりあるストーリーテリングの妙があった気がする。
過去と現在をめまぐるしく行き来するので、静かだけどスピード感があるし、渇ききったオーストラリアの描写もかっこよくて、退屈知らずだった。
新米警官や校長の奥さんが、さりげなく雄弁なところもいい。

原作はCWA賞を受賞したジェイン・ハーパーの同名小説(青木創 訳、2019年、早川書房)。
そして、すでにシリーズ第2弾『潤みと翳り』の撮影もはじまっているのだとか。
何をいまさらだが、原作、読んでみよっかな。

ついでといってはなんだが、若かりし日のルークを演じたサム・コーレットが好みのタイプで……
リヴァー・フェニックスやハリー・スタイルズがお好きなあなた、要チェックです。

というわけで、こちらが如懿伝、迫力の全87話!
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後宮気分で中国茶を嗜む今日この頃です

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