プアン/友だちと呼ばせて【映画】

วันสุดท้าย.. ก่อนบายเธอ
2021年 タイ
バズ・プーンピリア監督
トー・タナポップ、アイス・ナッタラット、ブローイ・ホーワン、ヌーン・シラパン、ヴィオーレット・ウォーティア、オークヘープ・チュティモンほか

にわかにやってきた涼しさのなかで快眠をむさぼっていたら、不思議な夢を見た。
私は花も恥じらう高校生(自分で言うか?)、通学バスの車内で友だちのMとローリング・ストーンズの話をしている。
当時はストーンズをほとんどまったくといっていいほど聴いていなかったし、Mとストーンズの話をしたことは、たぶん一度もない。
それに、Mはバス通学じゃなかった。
そう、かなりでたらめな夢なのだが、それでも「試験が終わったら西村にパフェを食べに行こうよ」とか、いかにもMが言いそうなセリフもあって、目が覚めたときには、懐かしさで胸がいっぱいだった。
Mちゃん、元気にしているかな?

さて、そもそもの設定をねじまげて夢の中の私にローリング・ストーンズを語らせてしまったのが、表題のタイ映画。

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ニューヨークでバーを経営するボス(タナポップ)のもとに、バンコクで暮らす友人のウード(ナッタラット)から数年ぶりに電話がかかってくる。ガンで余命宣告を受けたので最期の頼みを聞いてほしいというのだ。バンコクに戻ったボスに、ウードは運転手になってほしいという。過去につきあった女性たちに返したいものがあるので訪ねたい、ということだった。

アマプラでプーンピリア監督の前作『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』を観たときにはたしかパスするつもりだったのに、すっかり忘れて観にいってしまった。
あくまでも私の感想だけど、今年のワースト作品候補ナンバーワンです。

この作品、ウォン・カーウァイが制作に名を連ねているんだとか。
たしかに影響は感じられるが、それは悪影響ばかりだったかも。
ノラ・ジョーンズが主演したなんとかっていうウォン・カーウァイ作品を髣髴とさせるキモチ悪さがそこここに感じられて、かなりうんざりした。

ストーリーもぐだぐだだし、景色も冴えないし、カクテルもまずそうだし……

これくらいいいところなしの作品もちょっと珍しいが、何にも増して許せなかったのはストーンズの「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」の使い方。
もう、穴があったら入りたくなるような恥ずかしさだった。

でも、それ以上に恥ずかしかったのは、その直後に流れ出した、同曲のピアノソロ・バージョン。
私としてはストーンズのカバーってだけでもありえないのに、ピアノソロ・バージョンって……

ひさしぶりで「言語道断」という言葉を思いだしてしまった。

というわけで、映画のあとは、ふらふらとINZのロイヤルホストへ
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好物のきびなごで機嫌を直す、秋の夕暮れでした

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