グッバイ、レーニン!【映画】

Good Bye, Lenin!
2003年 ドイツ
ヴォルフガング・ベッカー監督
ダニエル・ブリュール、カトリーン・ザース、チュルパン・ハマートワ、マリア・シモン、フローリアン・ルーカス、アレィサンダー・ベイヤー、ブルクハルト・クラウスナー、ミヒャエル・グヴィスデクほか

3年ぶりで種子島へ行ってきた。
種子島といえばサーフィン。
せっかくなので、私も初心者用のボードを借りて、毎日、なんちゃってサーフィンを楽しませてもらった。
ボードにまたがり碧い空と大海原を眺めているだけでも十分に爽快だが、サーフィンは立ち上がってなんぼのアクティビティ。
同行の友人や心優しいロコサーファーに教えてもらいながら、テイクオフにもチャレンジした。

結局、立ち上がれたのは4日間で一度だけ。
しかも、「よっしゃ~」と思った次の瞬間には……

少年老い易く学成り難し
バルカンどんくさく波乗り難し

というわけで、今回もテイクオフは失敗に終わったが、自力で(押してもらわずに)立ち上がれたのは生まれて初めて!
だからなんだって話だけど、じんわり嬉しかったです。

さて、種子島といえばロケット、ロケットといえばAmazonプライムで観た表題の映画。

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1989年、ベルリンの壁崩壊直前の東ベルリン。アレックス(ブリュール)は東ドイツの建国40周年を祝う式典の夜、改革を求めるデモ行進に参加する。愛国主義者の母親(ザース)は、そんな息子を通りで見かけて、ショックのあまり心臓発作を起こし昏睡状態に。奇跡的に意識を取り戻したのは8カ月後。すでに東西ドイツは統一されていたが、医師にショックを与えてはならないと念を押されて、その事実を隠すことにする。アレックスはあの手この手で東ドイツの体制が続いているふりを装うが……

物語は1978年、ソ連の宇宙船ソユーズ31号にジークムント・イェーンが東ドイツ人としてはじめて搭乗したニュースで幕を開け、父親の西側への亡命、母親の社会主義への傾倒、壁の崩壊、東西ドイツの統一、ワールドカップ・イタリア大会……といった出来事が歴史絵巻さながらに展開していく。
冷戦ものに目がない私にとっては、それだけでも観る価値ありの興味深い作品だった。

ただし、本作の基本はコメディで、いちばんの笑わせどころは、東ドイツが存続しているふりをするアレックスの涙ぐましい努力。
正直、コメディ映画としての出来栄えはいまいち(さすがドイツ映画です)な印象だが、映画監督志望の友人デニス(ルーカス)の協力を得て偽のニュース番組をつくるくだりが、なんともバカバカしくておもしろかった。

本作では当時の資本主義の象徴としてバーガーキングとコカコーラが使われていたが、そういうのが笑いごとではなくなりつつある今日このごろ。
いい加減にしてもらいたいねぇ、諍いは……

写真は種子島宇宙センターの食堂のかつカレー
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なんと、人生初のかつカレーです

この記事へのコメント

ごみつ
2022年08月29日 03:08
こんばんは。

「グッバイ・レーニン」懐かしい!写真のダニエル・ブリュール、若い!
見たのが大分前なので詳細忘れちゃいましたが、なかなか面白い映画でしたよね。ダニエルが抱えてるホーネッカーの写真がウケる。(笑)

種子島って宇宙センター(あと鉄砲伝来)だけの島かと思ってましたが、サーフィンも出来るんですね。気持ち良さそう~~。

ところで今回の記事で一番ビックリしたのは、人生初カツカレーっていう文章です!
どうすれば、いままでの人生でカツカレーを食べずに生きてこれたのか!?(笑)
何か、いやでも食べる羽目になるシチュエイションがめっちゃ多そうだけど。(;^ω^)
Balkan
2022年08月29日 12:04
ごみつさん、こんにちは!
コメントありがとうございます♪

おお、ごみつさんは公開時にご覧になったんですね!
5年かせいぜい10年前の作品……と思って見ていたので、2003年作品と知ってびっくりしました。
コメディとしてはかなり惜しい感じでしたが、この時代設定には思いっきり反応してしまいますよね、60年代生まれとして。

とんかつもカレーも大好物ですが、とんかつを食べたい気分とカレーを食べたい気分が同時にやってくることがなかったのです。そんな私がなぜかJAXAの職員食堂で初めてその気になりました。さすが宇宙にいちばん近い島、見えない力が働いています。

種子島といえば、あのキムタクがシズカちゃんと婚前サーフトリップに出かけてフライデーされたところで……という話はさておき、島じゅうにポイントがあります。なんと、宇宙センター敷地内のビーチにもあるんですよ。お隣の屋久島にぶつかった風がいい具合に割れて、良い波が立つみたいです。