コーダ あいのうた【映画】

CODA
2021年 アメリカ/フランス/カナダ
シアン・ヘダー監督
エミリア・ジョーンズ、トロイ・コッツアー、ダニエル・デュラント、マーリー・マトリン、エウヘニオ・デルベス、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、エイミー・フォーサイス、ケヴィン・チャップマンほか

毎度どうでもいい話で恐縮だが、2週間ほどまえから固形シャンプー(LUSHのソーク&フロート)を使っている。
それまで使っていたシリコン入りの液体シャンプーとちがって洗い上がりは結構ごわごわする。
でも、えもいわれぬさっぱり感があるのでつづけていたら、慢性化していたうなじのかぶれがすこしずつおさまってきた。
マックスだったときを10とすると、いまは6な感じ。
このまま0に向かってくれると、ありがたいんだけどなあ……

さて、6な感じといえばAmazonプライムで観た表題の映画。

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高校生のルビー(ジョーンズ)は、漁師の父(コッツァー)、母(マトリン)、兄(デュラント)とともに、マサチューセッツの海辺の町で暮らしている。家族はみな耳が聞こえない。唯一の健聴者であるルビーは、毎朝3時に起きて漁を手伝い、あちこちで手話通訳をつとめている。新学期、なんとなく気になっている級友のマイルズ(ウォルシュ=ピーロ)を追ってコーラス部にはいったルビーは、指導者ミスターV(デルベス)によって歌の才能を見出されるが……

今年のアカデミー賞で作品賞、脚色賞、助演男優賞を受賞した話題作。
助演男優賞は父親役のコッツァーより兄役のデュラントにふさわしい気がしたのは、私だけでしょうか?

CODA(コーダ)とは楽章の終わり(新たな楽章のはじまり)を意味する音楽用語であるとともに、「Children of Deaf Adults」(聴覚に障がいがある両親に育てられた子供)ということでもある。
このダブルミーニングなタイトル、なんだかちょっとこそばゆい。
フランス映画『エール!』(エリック・ラルティゴ監督、2014年)のリメイク作品とのことだが、そちらの原題は『LA FAMILLE BELIER(ベリエ家)』だそうです。

で、中身のほうはというと、さすがアカデミー賞、なんだかんだで最後にはちょっとほろりとさせられたが、タイトルと同じでちょっとこそばゆい感じだった。

この話、大好きなリヴァー・フェニックスが主演した『旅立ちの時』(シドニー・ルメット監督、1988年))によく似ている。
どちらも特殊な事情をかかえた家族と暮らす高校生の音大進学についての話で、ラストの展開もほぼほぼ一緒。
実は私、『旅立ちの時』を見ると、そのたびにラストで号泣してしまうのだが、あの泣きっぷりを10とすると、本作の泣きっぷりは6な感じだった。
泣かせようとしているのがわかってしまうと、人間、そうは泣けないものです。

泣けなかったのはルビーの母親を演じたマーリー・マトリンのせいもある。
アカデミー賞主演女優賞に輝いた『愛は静けさの中に』(ランダ・ヘインズ監督、1986年)以来、ひさしぶりで見たが、あいかわらずの美しさだった。
しかし、その美しさのせいで漁師のおかみさんの風情はゼロ。
そして、彼女の浮きっぷりを目立たせなくするさまざまな工夫が、なんだかちょっと痛々しかった。

『エール!』のベリエ家の生業は漁師ではなく酪農なんだとか。
プライム会員の契約を更新したことだし、見てみよっかな。

Amazonプライムで映画を観るときの必需品
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夏は耳が暑いんだよね、ヘッドホン……(^_^;)

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