わたしは最悪。【映画】

VERDENS VERSTE MENNESKE
2021年 ノルウェー/フランス/スウェーデン/デンマーク
ヨアキム・トリアー監督
レナーテ・レインスヴェ、アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ハーバート・ノードラムほか

テレビ朝日のドラマ『六本木クラス』の初回放送を見た。
昨年、『梨泰院クラス』を全話見たので、誰が誰の役をやるのか、とても気になっていたのだ。
竹内涼真の宮部新(=パク・セロイ)を筆頭に、全体的にマイルドな印象のキャスティングだった。
そんななか、オリジナルに負けないパワーを感じたのが早乙女太一の長屋龍河(=チャン・グンウォン)。
初回だけでやめるつもりだったが、彼の悪人ぶりが気になって来週も見てしまいそうです。

さて、悪人といえば表題の映画。

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オスロに暮らす30歳のユリヤ(レインスヴェ)は、医学部を辞め、心理学部を辞め、アートスクールを辞め、いまは書店で働いている。グラフィックノベル作家である年上の恋人アクセル(アンデルシュ・ダニエルセン・リー)と一緒に暮らしているが、ある夜、なんとなく紛れ込んだパーティーで出会ったアイヴィン(ノードラム)という若い男性のことが忘れられなくなり……

ヨアキム・トリアー監督のオスロ3部作の3作め。
でも、前2作『リプライズ』(2006年)、『オスロ、8月31日』(2017年)は観ていない。
というか、そもそもトリアー監督作は、たぶんこれが初めてだと思う。
あちこちの賞レースに名を連ねた話題作だが、結論から言うと、あまり好みじゃなかった。

とにかく、主人公ユリアにおもしろみがない。
そもそものキャラクター設定の問題なのか、レナーテ・レインスヴェの演技の問題なのかはわからないが、これほど興味をもてない主人公も、ちょっと珍しい気がする。
違和感や嫌悪感をいだかせるならともかく、興味をそそらない主人公って……
悩み……というか悩み方がありきたりすぎるのだろうか?

他方、最初の恋人アクセルの人となりや心理的葛藤は結構強烈に伝わってきて、そこはおもしろかった。
とくにユリアと別れたあとの変わりようがすごくリアルで、ちょっとぐっときてしまった。

ちなみに本作はタイトルの意味もよくわからない。
悪人の片鱗さえないユリアのどこをさして最悪と言っているのだろう?
ちなみにノルウェー語(?)のタイトルは〝世界最悪の人″という意味なんだとか。
つまり、最悪なのはユリアではないのかもしれない。
では誰だ?
ますますわからなくなった。

わからないといえば、散策中に見かけたこの植物の名前
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でも、スマホに聞いたら、「もしかしてカシワバアジサイ?」と言ってきた。
AIが言うことを鵜呑みにしていいかという問題はさておき、〈Greeen Snap〉というアプリ、すごく便利です。

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