リコリス・ピザ【映画】

LICORICE PIZZA
2021年 アメリカ
ポール・トーマス・アンダーソン監督
アラナ・ハイム、クーパー・ホフマン、ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパー、ベニー・サフディほか

このところ、毎日のようにAmazonを装った詐欺メールが届く。
だいたいが「あなたのアカウントは停止されました。情報を更新してください」というものだ。
「一時的に停止されました」「停止される可能性があります」といってくることもある。
「第三者による不正使用が確認されたため」「個人情報が漏洩したおそれがあるため」といった理由が書いてあることもある。
けさ届いたものには、最後に「分かってください」という熱い一言が添えられていた。
いやはや、なんなんだろうね、この必死な感じは……

さて、必死といえば、表題の映画。

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1970年代、LAのサンフェルナンド・バレー。15歳のゲイリー(ホフマン)は、高校のイヤーブックの写真撮影のアシスタントとして来ていた25歳のアラナ(アラナ・ハイム)一目惚れする。ゲイリーの必死の誘いに負けて、アラナは夕食に付き合うことにするが……

幼少期より子役として活躍してきたゲイリーは、ポジティヴで強気、チャンスと見れば迷わず飛びついて必死で頑張るアメリカンなタイプ。
コンサヴァティヴなユダヤ人家庭に育ったアラナは、こんなガキとはつきあえないとゲイリーの誘いをいなしつづけるが、つかず離れずの関係をつづけるうちに……

物語はそんなふたりの関係を軸に進んでいく。
その部分もつまらなくはないのだが……(以下省略)

にもかかわらず、この作品、すごく見応えがあって、134分があっという間の楽しさだった!
何がいいといってそれは、70年代のハリウッド界隈のあれこれが、ミュージアムをぐるりと一周する気分で楽しめるところ。
音楽、ファッション、ストリート、ビジネス、インテリア、食、選挙、同性愛……ありとあらゆるところに70年代のLAが!
そして、ほとんどの登場人物が実在の人物をモデルにしているところに抜群の求心力がある。
これまでに見たP・T・アンダーソン作品のなかで、いちばん彼にしか撮れない作品という感じがしたかも。

というわけで今日の写真は
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映画帰りにゲットした自分への暑中見舞い

写真といえば、もうひとつブログをはじめました。
名づけて、『Balkan’s Photo Diary』。
https://balkan2photo.seesaa.net/
だからなんだっつう写真を1枚貼り付けるだけですが、とりあえず毎日の更新を目指します。

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