ドライブ・マイ・カー【映画】

どらいぶ・まい・かー
2021年 日本
濱口竜介監督
西島秀俊、三浦透子、岡田将生、霧島れいかほか

先週はまた石打丸山を滑ってきた。
今回もボードではなくスキーを担いでいったのだが、スキーってどうしてあんなに重いんだろう。
私が持っているギアで比べると、スノーボードの倍くらいある気がする。
で、帰り道にはさらに倍くらい重くなる気がする。

いや、スキーやるなら、マジで足腰鍛えないと……(ってあたりまえか)

さて、重いといえば表題の映画。

DRIVE.jpg

舞台俳優で演出家の家福悠介(西島)の妻で、脚本家の家福音(霧島)が急逝する。その日、音は「帰ったら話がある」と言って悠介を送りだしたが、彼が帰宅したときにはすでに息を引きとっていた。2年後、悠介のもとに舞台の演出の仕事が舞い込み、愛車のサーブで広島へ向かう。が、演出家が自分で運転することは規則で禁止されていて、主催者が手配した渡利みさき(三浦)という若い女性の専属ドライバーがつけられ……

ほぼほぼ3時間の長尺。
でも、原作は村上春樹の同名の短編小説だというから驚きだ。
3時間、退屈はしなかったが……(以下省略)

さほどこみいったストーリーではないので頭は疲れなかったが、なぜか内臓に疲労を感じた。
こみいってはいないが、ねちっこくて重い。
胃腸が弱っているのだろうか?

主人公が演出を手掛けるチェーホフの『ワーニャ伯父さん』の展開を絡めながら、いままで隠していたものをじわじわ浮かび上がらせるあたりは、技ありでおもしろかった。
ただ、そのあたりを含めて、なんとなく理に落ちているというか、いろいろな要素を整然とまとめすぎているというか……
誤解を恐れずに言わせてもらうと、演劇っぽい説明の仕方が私にはちと恥ずかしい。
そんなこんなで、理論的には正しいけれど、わたし的にはぜんぜん納得できない部分が結構あった。

そしていま私は、最後のドライブでタイヤをいつ冬タイヤに交換したのかというどうでもいいことが、なぜだかとても気になっています。

納得といえば、最近読んで納得だった本。
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ニセコのレジェンド、新谷暁生(しんや・あきお)さんの『北の山河抄』(東京書籍、2013年)
心に染みる面白さです。

この記事へのコメント

じゃねっと
2022年02月22日 20:43
いつ冬タイヤに交換したのか⁇


交換してないと思います。
新潟からフェリーに乗る前のコメリでチェーンを買ったのだと私は読みました?
Balkan
2022年02月23日 00:16
じゃねっとさん、こんばんは!
コメントありがとうございます♪

なるほど、チェーンを着けてたのですね。
気がつきませんでした。
というか、いまどきのチェーンがどんなのものか、いまいちわかってないかも……
困ったものです。
ごみつ
2022年02月28日 23:29
こちらでもこんばんは。

私も凱旋リバイバルを見てきました。

Taeさんが書かれてるねちっこくて重たいっていうのは私も感じました。
整然としすぐてるのは、これは恐らく原作のせいだと思います。

映画はあれでもかなり人間ドラマ的に膨らませてはいるんですよね。

私はなかなか楽しめました。アカデミー作品賞ほどの作品だとは思わないけれど、脚色賞はとっても良いかもな・・って思いました。

最近アマプラで「きのう何食べた」全話見終わったばかりなので、家福がシロさんに見えて気の毒で仕方ありませんでした。^^;
Balkan
2022年03月01日 03:05
ごみつさん、こんばんは!
コメント、ありがとうございます♪

なるほど、脚色賞はあるかもしれませんね!

なんとなく『マンチェスター・バイ・ザ・シー』に通じるものを感じたのですが、あれは重いけどねちっこくはなかった。本作の場合、「誤解のないようちゃんと説明しておきます」という姿勢が強く感じられて、それがねっちこさの原因という気がします。
感動って、自分なりの解釈(=誤解)があってこそのものなのかもしれません。

西島さんのシロさん、めちゃめちゃハマリ役ですよね。
どんな役をやってもシロさんに見えてしまうその気持ち、すんごくわかります。そして、気がつくと頭のなかでスーパー中村屋の歌が……

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