ロケットマン【映画】

ROCKETMAN
2019年 イギリス/アメリカ
デクスター・フレッチャー(監督)
タロン・エガートン、ジェイミー・ベル、ブライス・ダラス・ハワード、リチャード・マッデン、ジェンマ・ジョーンズほか

最近、庭園、とくに日本庭園の魅力にハマっていて、あちこち訪ね歩いている。
昨日は生まれてはじめて小石川後楽園へ足を運んでみた。
かつて水戸徳川家の上屋敷があった広大な敷地には、変化に富んだすばらしい風景が展開していて、なんだか2019年の東京にいることを忘れてしまいそうなほど。
とはいえ、周囲に見える今どきの建造物とのコントラストも、日本庭園の魅力のひとつです。

さて、コントラストといえば表題の映画。

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1947年、ロンドン郊外の町ピナーで生まれたレジナルド・ドワイト、のちのエルトン・ジョン(エガートン)は、早くから音楽の才能を発揮、あっとという間にスターダムにのしあがるが……

例によってたいした予習もせずなんとなく観にいった私、作詞家のバーニー・トーピンが登場したところで、「あれ、この人、どこかで観たことあるけど、誰だっけ?」と悩みはじめることに。
で、その俳優が映画『リトル・ダンサー』で主人公ビリーを演じたジェイミー・ベルとわかったときは、思わず「なるほど!」と膝を打った。
もちろんすっかりおじさんになってはいたが、顔立ちや表情が笑っちゃうくらいそのままだった。

それはさておき、この作品、「エルトン・ジョンの半生をミュージカルで」というアイディアがすばらしい。
エルトン・ジョンが作るメロディ、昔からロックやポップスっぽいシンプルなアレンジより、管弦楽で盛り上げるミュージカル風のアレンジのほうがしっくりくると思っていたが、実際、すごくキマっていた。
ま、そのあたりには、私のなかにある、「ロックはピアノでつくれない」「ロック・ミュージシャンは痩せていなければならない」という根拠に乏しい勝手な思い込みも無関係ではないのだが……

それにつけてもエルトン役のタロン・エガートン、エルトンとしてはもちろんだが、ミュージカル俳優としても実によくがんばっていた。
彼の歌を聴いていたら、昔、『ムーラン・ルージュ』のユアン・マクレガーのミュージカルっぽさに欠ける歌を聴いて、軽く赤面したことを思いだした。
ミュージカル俳優として演じる――そういう様式美みたいなのが大事なんだろうね、きっと。

華やかにアレンジされたヒットナンバーや忠実に再現されたド派手なステージ衣装と、苦悩に満ちたエルトン・ジョンの半生。
ショービズの世界の明暗のコントラストがわかりやすく描かれていて、とてもおもしろかった。

てなわけで、後楽園と東京ドームのコントラスト。
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その昔、ここでエルトン・ジョンとビリー・ジョエルのジョイントライブを聴いたが、私の基準からすると、彼らはいずれもロック・ミュージシャンではありません。

この記事へのコメント

ごみつ
2019年09月11日 23:02
こんばんは!

Taeさんもロケットマン、行かれたんですね~。
ミュージカル形式になっているのも無理がなく、重たい展開もサラリと描かれていたのがとても良かったです。

それとタロン・エガートンが素晴らしかったですよね。

ところでTaeさん、エルトン・ジョンとビリー・ジョエルのジョイントコンサートに行った事があるんですね!!それはめちゃくちゃ羨ましいです!( ;∀;)
Tae a.k.a. Balkan
2019年09月12日 00:58
ごみつさん、こんばんは!
コメント、ありがとうございます。

そうそう、なんたってまだ生きている人の話だし、下手をすればドロドロになりかねないところをミュージカルでさらっと仕上げたのは賢い選択ですよね。台詞と歌のつながり、イーストウッドの『ジャージー・ボーイズ』ほどなめらかじゃなかったけど、エガートンの奮闘努力のおかげで最後まできっちり楽しめました。

E・ジョンとB・ジョエルのコンサート、どうせならもうちょっと音響のいいところ、ピアノがきれいに聞こえるところで聴きたかったです。まあ、ふたりのギャラを考えると、どうしたってドームってことになるんでしょうねぇ……

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