ダーク・プレイス 【映画】

DARK PLACES
2015年 イギリス/フランス/アメリカ
ジル・パケ=ブランネール(監督)
シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、クロエ=グレース・モレッツ、クリスティナ・ヘンドリックス、コリー・ストール、タイ・シェリダン、スターリング・ジェリンズほか

きのうはものすごい夕立があった。
なんだか暗くなってきたなあと思ったとたん、バケツをひっくり返したみたいな激しい雨!

それにつけても、こういうときにひっくり返すのは、なぜいつもバケツなんだろう?

そもそも、どうしてひとつしかなくてもバケツ(buckets)と複数形で言うんだろう?  

いやまあ、きのうの雨は間違いなくバケットではなくバケッツをひっくり返した感じではあったが。

さて、複数形といえば表題の映画。原題はDark Places。たしかに闇はひとつではなかったような……

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1985年、カンザスの田舎町で母親(ヘンドリックス)とその娘二人が惨殺される。生き残った8歳の娘リビー(ジェリンズ/セロン)の目撃証言によって、15歳の長男ベン(シェリダン/ストール)が逮捕され、終身刑を言い渡される。28年後、自堕落に暮らすリビーのもとに、過去の有名な殺人事件を趣味で検証している“殺人クラブ”という団体のメンバー、ライル(ホルト)から連絡があり……

原作は『KIZU―傷―』(北野寿美枝 訳、早川書房)や『ゴーン・ガール』(中谷友紀子 訳、小学館)で知られるベストセラー作家、ギリアン・フリンの『冥闇』(中谷友紀子 訳、小学館)。フリンの小説、『ゴーン・ガール』だけ読んだことがあるが、正直、ちょっと苦手なタイプの話で、映画もついこのあいだ、何をいまさらという感じでテレビ観賞したばかり。キャスティングは見事だったが、やはり好きになれなかった。

では、なぜこれを観にいくことにしたかというと、監督のジル・パケ=ブレネールの前作『サラの鍵』がおもしろかったから。

でも、残念ながら、いまひとつしっくりこなかった。

最後まで退屈はしなかったし、語り口そのものは『サラの鍵』に通じるところがあって嫌いじゃないのだが、どうしてか、話に奥行が感じられない。小説でいえば、行間に読みとるべきものが見あたらないみたいな……

たぶん、ギリアン・フリンは何もかもきちんと説明するのが好きな作家で、わたしはその律儀さに息苦しさを感じてしまうのだと思う。

シャーリーズ・セロンも、このリビー役はなんだかちょっとちがう気がした。

と言いながら、帰りがけにGAPのセールでリビーが着ていたみたいなTシャツを見つけて衝動買い。いやはや、いったいいつからそんな図々しい人間になってしまったんだろうね、わたしは……

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梅雨明けはまだですが、冷やし中華はじめました。

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