ミッドナイト・イン・パリ 【映画】
2011年 アメリカ/スペイン
ウディ・アレン(監督・脚本)
オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、カート・フラー、ミミ・ケネディ、マイケル・シーン、ニーナ・アリアンダ、マリオン・コティヤール、レア・セドゥーほか
私がひそかに尊敬しているイラストレーターの安齋肇さんは、長年ミュージシャンにあこがれていて、つぎつぎにCDを発売するがどれもさっぱり売れず廃盤の憂き目に遭っているのだとか。先々週のタモリ倶楽部でこれまでに発表した曲をいくつか紹介していたのだが、さすがは遅刻魔・安齋、遅刻の言い訳まで歌にしていてちょっとびっくり。番組では冒頭しか流さなかったが、ぜひ一度、最後まできいてみたいものだ。
さて、遅刻といえば、安齋さん同様、まんべんなく遅刻をすることでつと有名な友人と一緒に見たのが表題の映画。このときも一応、待ち合わせをしたのだが、例によってちっとも来ないのでさっさと入場して、ばらばらの席で見た。
婚約者イネス (マクアダムス) とともにパリへ遊びにきた映画脚本家のギル (ウィルソン) は、ある晩、酔ってひとりで散歩をしていて迷子になる。途方に暮れて座りこんでいると、午前零時の鐘が鳴り、旧式の黄色いプジョーがやってくる。誘われるがままにとあるパーティーへ行くと、そこはなんと1920年代のパリで、スコット・フィッツジェラルドと妻のゼルダ、コール・ポーター、ジョセフィン・ベイカー、アーネスト・ヘミングウェイが……! 喜びいさんでヘミングウェイに目下執筆中の自分の小説を読んでほしいと頼むと、「ガートルード・スタインを紹介しよう」と言われる。が、原稿を取りにホテルに戻ろうとすると、2010年になっている。
翌晩も夜中の12時の鐘とともに古いプジョーが現われて、ヘミングウェイとともにスタインの家へ。そこにはパブロ・ピカソとその愛人アドリアナ(コティヤール)がいて、ギルはアドリアナに一目惚れしてしまう。ギルはイネスという婚約者がありながらアドリアナに惹かれていく自分に混乱して、サルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル、マン・レイに相談するが……
私、ウディ・アレンのコメディは心から楽しめないことが多いのだが、これは笑えた。物語のばかばかしさにいつになく突き抜けた感じがあるし、俳優たちのなりきりぶりがおかしい。
で、誰が誰を演じたかというと、
コール・ポーター : イヴ・ヘック
ゼルダ・フィッツジェラルド : アリソン・ピル
アーネスト・ヘミングウェイ : コリー・ストール
F・スコット・フィッツジェラルド : トム・ヒドルストン
ジョセフィン・ベーカー : ソニア・ロランド
ホアン・ベルモンテ : ダニエル・ランド
ガートルード・スタイン : キャシー・ベイツ
パブロ・ピカソ : マルシャル・ディ・フォンゾ・ボー
ジューナ・バーンズ : エマニュエル・アザン
サルバドール・ダリ : エイドリアン・ブロディ
マン・レイ : トム・コーディア
ルイス・ブニュエル : アドリアン・ドゥ・ヴァン
T・S・エリオット : デイヴィッド・ロウ
アンリ・マティス : イヴ=アントワン・スポト
レオ・スタイン : ロラン・クラレ
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック : ヴァンサン・モンジュー・コルテ
ポール・ゴーギャン : オリヴィエ・ラブルダン
エドガー・ドガ : フランソワ・ラスタン
特筆すべきはエイドリアン・ブロディのダリ。「なるほど、そうきたか!」と膝を打ったのは、おそらく私だけではないと思う。
しかし、これだけ技術が進んでくると、タイムマシンで1920年代のパリに出かけられるようになるのも、まさしく時間の問題という気がしてくる。タイムマシンが無理でも、CGでかなりリアルなところまで再現できるんじゃないだろうか? いずれにしろカフェで偶然ダリに会ったら、嬉しくてハグしてしまいそうだ。
ウディ・アレン(監督・脚本)
オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、カート・フラー、ミミ・ケネディ、マイケル・シーン、ニーナ・アリアンダ、マリオン・コティヤール、レア・セドゥーほか
私がひそかに尊敬しているイラストレーターの安齋肇さんは、長年ミュージシャンにあこがれていて、つぎつぎにCDを発売するがどれもさっぱり売れず廃盤の憂き目に遭っているのだとか。先々週のタモリ倶楽部でこれまでに発表した曲をいくつか紹介していたのだが、さすがは遅刻魔・安齋、遅刻の言い訳まで歌にしていてちょっとびっくり。番組では冒頭しか流さなかったが、ぜひ一度、最後まできいてみたいものだ。
さて、遅刻といえば、安齋さん同様、まんべんなく遅刻をすることでつと有名な友人と一緒に見たのが表題の映画。このときも一応、待ち合わせをしたのだが、例によってちっとも来ないのでさっさと入場して、ばらばらの席で見た。
婚約者イネス (マクアダムス) とともにパリへ遊びにきた映画脚本家のギル (ウィルソン) は、ある晩、酔ってひとりで散歩をしていて迷子になる。途方に暮れて座りこんでいると、午前零時の鐘が鳴り、旧式の黄色いプジョーがやってくる。誘われるがままにとあるパーティーへ行くと、そこはなんと1920年代のパリで、スコット・フィッツジェラルドと妻のゼルダ、コール・ポーター、ジョセフィン・ベイカー、アーネスト・ヘミングウェイが……! 喜びいさんでヘミングウェイに目下執筆中の自分の小説を読んでほしいと頼むと、「ガートルード・スタインを紹介しよう」と言われる。が、原稿を取りにホテルに戻ろうとすると、2010年になっている。
翌晩も夜中の12時の鐘とともに古いプジョーが現われて、ヘミングウェイとともにスタインの家へ。そこにはパブロ・ピカソとその愛人アドリアナ(コティヤール)がいて、ギルはアドリアナに一目惚れしてしまう。ギルはイネスという婚約者がありながらアドリアナに惹かれていく自分に混乱して、サルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル、マン・レイに相談するが……
私、ウディ・アレンのコメディは心から楽しめないことが多いのだが、これは笑えた。物語のばかばかしさにいつになく突き抜けた感じがあるし、俳優たちのなりきりぶりがおかしい。
で、誰が誰を演じたかというと、
コール・ポーター : イヴ・ヘック
ゼルダ・フィッツジェラルド : アリソン・ピル
アーネスト・ヘミングウェイ : コリー・ストール
F・スコット・フィッツジェラルド : トム・ヒドルストン
ジョセフィン・ベーカー : ソニア・ロランド
ホアン・ベルモンテ : ダニエル・ランド
ガートルード・スタイン : キャシー・ベイツ
パブロ・ピカソ : マルシャル・ディ・フォンゾ・ボー
ジューナ・バーンズ : エマニュエル・アザン
サルバドール・ダリ : エイドリアン・ブロディ
マン・レイ : トム・コーディア
ルイス・ブニュエル : アドリアン・ドゥ・ヴァン
T・S・エリオット : デイヴィッド・ロウ
アンリ・マティス : イヴ=アントワン・スポト
レオ・スタイン : ロラン・クラレ
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック : ヴァンサン・モンジュー・コルテ
ポール・ゴーギャン : オリヴィエ・ラブルダン
エドガー・ドガ : フランソワ・ラスタン
特筆すべきはエイドリアン・ブロディのダリ。「なるほど、そうきたか!」と膝を打ったのは、おそらく私だけではないと思う。
しかし、これだけ技術が進んでくると、タイムマシンで1920年代のパリに出かけられるようになるのも、まさしく時間の問題という気がしてくる。タイムマシンが無理でも、CGでかなりリアルなところまで再現できるんじゃないだろうか? いずれにしろカフェで偶然ダリに会ったら、嬉しくてハグしてしまいそうだ。

この記事へのコメント
これ評判良いですよね~。最近、全然劇場行けてない。これもDVDになりそう。
W・アレンはあんまり好きじゃないの?つきぬけたナンセンスが好みだと、初期のアレン作品の方があうかも?
私は、W・アレンは見るのがいつも何となく面倒なんだけど、見るとたいてい好きだね。「マンハッタン」とか大好きだし、「ハンナとその姉妹」とかは舌を巻いた。
面倒な男なんだよね。(笑)
そうなんですよ、「マンハッタン」くらいまでは好きだったんだけど、「サマーナイト」、「カイロの紫のバラ」あたりから、何かが鼻につくようになって……
でも、久しぶりで観た「マッチポイント」が気に入って、その後、また観るようになりました。
しかし、若いときから年寄り臭かったせいか、見た目はほとんどそのままってところがすごいね、W・アレン